「Pythonはやめとけ?なぜやめとけと言われるのか?将来性がない言語だから?」
この疑問・悩みに答えます。
本記事では、「Pythonを学習予定のエンジニアの方」や「エンジニア未経験の方」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。
- Pythonはやめとけと言われる理由
- Pythonの学習メリットと習得に向いてる人の特徴
- 未経験でもPythonを最短で学習・習得するおすすめの方法
なぜ、「Pythonはやめとけ」と言われるのか?
Pythonを学習しても無駄なのか、学習メリットもないのかどうか。
これからPythonの学習を予定している方にとっては、非常に気になる情報です。
Pythonはやめとけと言われる理由と学習メリットから向いてる人の特徴を詳しく解説していきます。
結論、Pythonはやめとけと言われる理由があるのは事実です。
特に数学的な知識が必要だと感じている人が多いです。
そのように感じる原因の一つに、Pythonは機械学習などで利用する統計や分析技術のイメージが強いことが挙げられます。
とはいえ、Pythonでできることは、アプリ開発やデータ収集など非常に多岐に渡るので、高度な知識がなくても、十分に活用することができます。
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Pythonとはどんなプログラミング言語?
Pythonはやめとけと言われる理由に触れる前に。はじめに、Pythonとはどんなプログラミング言語なのか?基本をまとめます。
Python(パイソン)は、オランダ人のグイド・ヴァンロッサム氏が開発し、1991年に公開されたプログラミング言語です。
Webアプリケーション開発や機械学習、統計処理が可能で、主に科学技術分野に活用されています。
特徴としては、英語のようにシンプルな表記。ですので、学習しやすく理解しやすい言語だと言えます。
2018年ごろからAIの開発で注目され始め、現在ではC言語と人気を二分するほどの言語となっています。
Pythonの特徴
Pythonの特徴は大きくわけて5つです。
- コードの記述がシンプルで習得しやすい
- コンパイル不要のインタプリタ型で言語記述の効率が良い
- 多くのOSで活用できるクロスプラットフォーム
- 学習方法の選択肢が多く、簡単に始められる
- ライブラリが豊富で、さまざまな開発用途に使える
Pythonは、他の言語にあるような、変数や引数の宣言が不要です。
ですので、複雑な操作もシンプルなコードで記述することができます。
コードがシンプルだとメリットも多いです。例えば、複数で開発する際に情報を共有しやすい点、修正がしやすい点、などのメリットがあるため、エンジニアに好まれます。
言語の種類は、コンパイルが不要のインタプリタ型。インタプリタ型なので、コードの実行結果を逐次確認しながら進むことができ、効率的な作業ができる点も特徴のひとつです。
また、クロスプラットフォームだから、多くのプラットフォーム(Windows、macOS、Linuxなど)で動作させることができる点も強みです。
利用者が多いため、Webで情報を集めやすいのもPythonの特徴です。Webだけでなく書籍などでも情報が容易に集められ、学習環境を整えやすいのが利点になると言えます。
さらに、プログラミング初心者が苦手とする環境構築も、Pythonであれば「Google Colaboratory(グーグル・コラボレイトリー)」で無料で行えます。
フレームワークとライブラリが豊富にある点も Pythonならでは。開発の土台となる枠組み(フレームワーク)や便利なコードの集まり(ライブラリ)が多く用意されているので、演算処理からアプリ開発までサポートしてくれます。
そして何よりPythonは、セキュリティ性の高い分野にも対応できるので、今後のデジタル化が進む社会においても、注目度の高い言語と言えるでしょう。
Pythonで何ができる?得意分野の紹介
Pythonで何ができる?得意分野の紹介です。
- Webアプリケーション開発
- データ分析と科学計算
- 機械学習と人工知能(AI)
- ウェブスクレイピング
- ロボティクス(ロボット工学)
Webアプリに関しては、 Pythonのフレームワークである「Django」や「Flask」を使用して、多くの開発が行われています。主な理由としては、データ処理速度の速さや、記述の手軽さにおいて、利便性が高いためです。
データ処理を高速にできるライブラリを活用し、分析や演算処理にも利用されています。特に、科学的な研究に利用されることが多く、ビッグデータの活用や可視化、機械学習分野で応用されています。
AI開発で言えば、SiriやAlexaなどの音声認識、近年話題のChatGPTなどの文章生成において、 Pythonの技術が利用されています。
スクレイピング(Webデータの収集・解析)に関しては、Pythonのライブラリ「Beautiful Soup」「Requests」を利用して、膨大な量のデータの収集を行うことができます。
データ収集は、AI開発との相性が良いです。近年Pythonが注目を集めたのも、これらの機能が再評価されたためだと考えられます。
近年急速に進歩を遂げる「ロボット工学」についても、Pythonはロボット制御やデータの処理に貢献しています。
以上のような、Pythonの柔軟性と多用途性により、今後も発展する可能性は十分にあるため、 Pythonの技術を身につけるメリットは、大いにあると言えるでしょう。
Pythonはやめとけと言われる5つの理由
なぜ、「Pythonはやめとけ」と言われるのか?
これからプログラミングに挑戦したい人、Pythonを学びたい人にとっては気になる情報です。
具体的なPythonはやめとけと言われる5つの理由を深堀解説していきます。
【理由1】数学的知識がなければできないから?
「pythonは数学苦手でも大丈夫ですか?」
引用: Yahoo!知恵袋「算数」
まず最初の理由として「数学的知識がなければできないから?」
Pythonは数学ができないと無理なのでは?と懸念する声は一定数あり。
本当に、Pythonは数学ができない無理だからやめとけ、なのでしょうか?
結論からいうと、職種によると言えます。
たとえば、Pythonには高度な数学的知識がなくても、使えるライブラリやフレームワークがたくさんあります。
具体的に言うと、アプリ開発で利用される「Django」や「Flask」は、プログラミングに必要な一般的な数学知識だけで十分使いこなせるツールです。
ここで言う一般的な数学知識とは、「四則演算」「関数」「条件式」「時間の計算」など、高校の数学程度の知識を言います。
上記の知識があれば、Pythonのアプリ開発は可能です。
ですが、一方で、Pythonで人工知能(AI)開発やデータ分析などを行う際は、より高度な数学的知識が必要になります。
実際、機械学習や深層学習を理解するためには、「微分」「線形代数」「確率・統計」などの専門知識が必要最低限求められます。
主な理由としては、未知のデータから新たな予測を導き出すには、データに含まれるルールやパターンを分析する数値(関数)が必要になるためです。
なので、Pythonによってもアプリ開発とAI開発とでは、求められる数学的知識の程度は異なるので、職種によって異なると言えます。
ただし、プログラミング言語を扱う以上、必要最低限の論理的思考力や計算能力は要求されますのでご注意を。
【理由2】習得しても仕事で稼げないから?
「Python習得したら、稼げるようになりましたか??」
引用: Yahoo!知恵袋「プログラミング」
次に2つ目の理由が「習得しても仕事で稼げないから?」
Pythonを習得しても稼げないのではないか?学習に対する費用対効果が低いのでやめとけ、との声もあります。
ですが結論としては、Pythonは稼げます。
なぜなら、Pythonを扱えるIT人材の需要は高いから。実際、求人数から読み解くエンジニア人気言語ランキングをみると、Pythonはトップ3にランクイン。
- Java
- PHP
- Python
ではなぜ、Pythonは需要が高くて人気なのか?
それは、近年AI開発の発展で注目され始め、機械学習に特化したライブラリがあることなどで、人気が高まりつつあるからです。
さらに、転職における言語別の平均年収ランキングもみてみます。
Python3の平均年収は「644.7万円」で、人気言語をおさえて上位に入っているのがわかります。
- Scala:682.9万円
- TypeScript:667.1万円
- Go:659.0万円
- Python3:644.7万円
Python自体の人材が希少なため、年収は上がる傾向にあると言えます。
以上のことから、Pythonは求人が多くて平均年収も高い言語。決して稼げない言語ではなく、むしろPythonを使いこなせれば、キャリアアップも望めるでしょう。
【理由3】プログラムの実行速度が遅いから?
「pythonは処理速度が遅いと聞きましたが、Javascriptは早い方なのでしょうか?」
引用: Yahoo!知恵袋「JavaScript」
Pythonのプログラムの処理速度が遅いとの意見があります。
遅いからやめとけ、は本当かどうか。
結論をいうと、他の言語との比較によります。
確かに、開発者であるグイド氏自身の言葉にも、「(モバイルアプリで利用すると)Pythonは巨大で遅い 」と過去に発言しています。
ですが、本当に遅いのでしょうか?一般的に、スクリプト型はコンパイラ言語よりも処理が遅いと言われています。
理由は、一行ずつ機械語に変換されながら処理を行うためです。
とはいえ、Pythonの処理速度はスクリプト型言語の中では、最も劣るわけではありません。
たとえば、API性能ベンチマークで処理速度を比較した場合、スクリプト型言語の中ではPythonの速度は中程度、との意見をみかけます。
実際にベンチマークを見てみると、Python3の処理速度は8.02秒です。
他のスクリプト型の言語とも比較してみます。PHP(1.82秒)、JavaScript(Node js:4.51秒)には劣るものの、Ruby(12.56秒)やPerl(10.41秒)よりはPython3の方が早いです。
なので、特段Pythonが遅い、というわけではないことがわかります。
以上のことから、Pythonの処理速度は、他のコンパイラ型言語には劣るものの、同じスクリプト型言語の中では、そこまで遅くはないと言えます。
【理由4】インデントエラーが気持ち悪いから?
「Pythonでインデントエラーが出たのですが、どのようにすれば解決できるか分からないので教えてください」
引用: Yahoo!知恵袋「プログラミング」
4つ目の理由は「インデントエラーが気持ち悪いから?」
インデントエラーに対する評価も挙がっています。
ですが、慣れれば難しくありませんし、気持ち悪いと感じることもなくなります。
インデントとは、行頭に空白を挿入して先頭の文字を右に押しやることを言います。
Pythonの記述方法は、そのインデントをブロックの始まりとして使用します。
なので、他の言語のようにブロックの始まりや終わりを波括弧({})などで囲むのではないため、記述に違和感があるといった声があるようです。
ですが、Python言語の難易度は、他の言語と比較的しても習得しやすいです。
実際、プログラミングスクールが公表する「プログラミング言語の難易度ランキング」
本ランキングのいずれをみても、Pythonは下位もしくは三段階評価の2なので中程度の難易度となっています。
また、DMM WEBCAMPによると、インデントがあることで可読性が高まり、処理がしやすいといった意見もあるくらいです。
以上を踏まえると、Pythonのインデントエラーは、習得するのが容易であり、慣れればそこまで面倒にはならないでしょう。
【理由5】日本では時代遅れで人気がないから?
「Pythonは日本ではマイナーと言われました 日本では何が使われますか?(おすすめ) またその使い方を教えて下さい」
引用: Yahoo!知恵袋「アプリ開発」
そして5つ目の理由が「日本では時代遅れで人気がないから?」
日本では時代遅れで、あまり人気がないという意見があります。
ですが、結論からいうと、日本でもPythonは人気があるプログラミング言語の一つです。
実際、PythonはITエンジニアに最も支持されています。
その証拠として、「ITエンジニアが2021年に学びたい(強化したい)プログラミング言語ランキング」にてPythonが堂々の1位にランクイン。
- Python:32.8%
- Java:9.3%
- JavaScript:5.9%
さらに、日経XTECHが実施した「プログラミング言語利用実態調査2022」
本調査で、普段使っているプログラミング言語を尋ねたところ、最も使われていたのは「Python」
回答者457人の4割弱に相当する169人がPythonを使っていたとのこと。
これらの客観的な情報からも示される通り、単なる人気だけでなく、実際の利用者も多いことがわかります。
ではなぜ、PythonはITエンジニアに人気なのか?
主な要因として、近年の目覚ましいAI開発や機械学習の発達が、日本でも大きく影響を受けた結果、Pythonを扱えるIT人材の需要が高まっているためだと言えます。
また、日本では近年、データサイエンスの人材育成にも力を入れており、データサイエンス分野に強いPythonが、評価され始めていると言えます。
(出典:総務省「我が国を支えるデータサイエンス力の高い人材育成」)
以上のような理由から、Pythonは日本でも近年人気が高くなっており、むしろ利用者が増加していると考えられます。
Pythonは本当にやめとけ?3つの学習メリット
ここまで、Pythonはやめとけと言われる理由を解説してきました。
「やめとけ」の原因は主に主観によるもの。
個々人の価値観や捉え方で、Pythonはやめとけと発信されているのがわかりますね。
ですが、Pythonを学習メリットは往々にあります。
実際、「学んでみたいプログラミング言語」の1位にPythonが選ばれるほど。
それだけ、多くのメリットを受けられるからこその証拠。
では具体的にどんな利点があるのか?Pythonを学習すると得られる3つのメリットを紹介します。
【メリット1】将来性がありキャリアアップを目指せる
まず1つ目のメリットが「将来性がありキャリアアップを目指せる」
Python人気はこれからも続くと見られ、将来性も高いです。
なぜなら、Pythonの強みであるAI開発や機械学習は、これからもますます発達し、進展すると見られるから。
実際、経産省が公表する「IT人材需給に関する調査」
本調査の「AI人材全体の需給についての試算結果」を見ると、2030年には約12万人ものAI人材不足が起きることが公表されています。
上記試算は、AI開発や機械学習などの先端技術が、これからもますます発達し、需要が高まると予測されているからだと考えられます。
つまり、新しいAI人材の需要は今後も増加するということ。
Pythonのプログラミング言語を身につけていれば、将来性があり、多くの企業で採用される可能性も高いといえます。
特に、IT業界は実力主義の傾向が強いです。
そのため、頑張り次第では、キャリアアップも十分に望めます。
以上のようなことから、Pythonを学習することのメリットは大きいと言えます。
【メリット2】転職先の選択肢が豊富にある
次に2つ目のメリットが「転職先の選択肢が豊富にある」
Pythonを身につければ、転職先の選択肢が増えます。
なぜなら、できること・開発の幅が広くなり、Python関連の求人案件も多いから。
具体的に、Pythonを身につけることでできることは以下の通り。
できる業務は多岐に渡るため、さまざまな業種の開発案件に就くことができます。
- 人工知能の開発
- 音声・画像の情報分析
- データの自動収集・分析
- Webサービスとアプリケーション開発
- 組み込みアプリケーションの開発
- ブロックチェーン技術の開発
- ExcelやWord操作の自動化
- API連携(他のアプリケーションやソフトウェアを連携させること)
また、実際に現在でもPythonの需要は高いです。
たとえば、dodaで人気プログラミング言語(Python、JavaScript、PHP)の求人案件を比較してみます。
求人案件比較 | Python | JavaScript | PHP |
---|---|---|---|
求人数 | 8,643件 | 6,393件 | 6,904件 |
出典:doda「求人案件(2024年7月現在)」
上記の通り、Pythonがトップとなっています。
求人数が多い背景には、Pythonの汎用性が高く、多用途で利用できるため、企業が募集を出すのだと考えられます。
以上のように、転職のことを考えてもPythonに優位性あり。
様々な業種で活躍できる場があることからも、学習するメリットは大いにあると言えるでしょう。
【メリット3】高水準の年収が見込める
そして3つ目のメリットが「高水準の年収が見込める」
Pythonを身につけると、エンジニアとして高水準の年収が見込める可能性は高いです。
なぜなら、Pythonの案件単価は高いから。
実際、フリーランスエンジニアのプログラミング言語別の平均月単価をみてもPythonの単価は高いです。
- Go:888,399円
- Ruby:876,982円
- Swift:860,499円
- Python:803,290円
- Javascript:786,969円
上記の通り、Pythonの単価は上位5位に入る高さ。
ではなぜ、Pythonの単価は高いのか?
要因として、IT企業以外の一般企業からも、機械学習等の求人案件が増えているからではないかと考えられます。
ただ、会社員でのPythonの平均年収は、前述の調査結果で「644.7万円」
比較すると、フリーランスエンジニアの場合よりもやや年収が劣っています。
ですが、2000年と比較して+8.3万円となっていることから、年収は増加傾向にあることがわかります。
年収比較でいえば、国税庁が発表した「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、一般労働者の平均年収は458万円です。
つまり、Pythonを扱えるエンジニアの年収は高い。
フリーランスではなくとも、一般的な平均年収よりも高水準なので、年収が高くなる可能性があります。
結局、Pythonやめとけは本当?将来性ない言語なのか?
ここまで、Pythonに関する情報をまとめてきました。
それでは結局、Pythonやめとけは本当?将来性ない言語なのでしょうか?
結論からいうと、将来性がない、なんてことはありません。
なぜなら、プログラミングの学習には向き不向きがあるから。
Pythonの将来性を理解できるエンジニアは、ぜひ習得しておきたい言語です。
実際、Python人気は世界で最も高いです。
世界のプログラミング言語ランキングとして有名な「TIOBE Index」を見ると、2024年7月のランキングは、Pythonが堂々の1位。
しかも、Pythonのランキングデータは、他の言語と比べてもずっと右肩上がりになっています。
さらに、Pythonの世界人気の影響は、日本でも近年評価され始めています。
dodaの求人データから人気のプログラミング言語を調べると、こちらも最も多い言語はPython。
つまり、Pythonは将来性のある言語であり、学習して身につけるメリットは大いにあるということ。
学習もやり方次第で、効率的に習得することができます。
自分に合った学習方法で勉強すれば、プログラミング言語も決して難しくはありません。
やめとけと言われてもPython習得に向いてる人の特徴
結局、プログラミングの学習には向き不向きがあります。
なので、向かない人には「プログラミングはやめとけ」は一理あるでしょう。
でも習得に向いてる人も当然います。
では、どんな人がPython習得には向いているのか?
具体的なやめとけと言われてもPython習得に向いてる人の特徴をまとめます。
【特徴1】分析や解析などの研究が好きな人
まず1つ目の特徴が「分析や解析などの研究が好きな人」
Pythonは、データ収集・解析に優れた言語です。
データ収集・解析に関連したライブラリやフレームワークが数多く開発されており、膨大な量のデータも効率的に収集することができます。
なので、データ分析や解析などの研究に関する仕事(リサーチ・調査など)仕事をしたい人には向いていると言えます。
Pythonがデータ関連で出来ることの一例がこちら。
- Webスクレイピング(Webからデータを収集するプロセス)
- データベース連携(データベースに接続し情報を取得すること )
- ファイル処理(データをファイルから読み込み、またはファイルに書き出す処理)
- データ操作(NumPy、Pandasなどのデータ操作ライブラリ)
- データ可視化(収集した情報を理解しやすくするためのツール)
コツコツと地道に仕事するのが好きな人に、合っているかもしれないですね。
【特徴2】デジタルデータを駆使した業務に興味がある人
次に2つ目の特徴が「デジタルデータを駆使した業務に興味がある人」
Pythonといえば、AI開発が有名です。
なんですが、データサイエンスにおいてもPythonは優れています。
ですので、デジタルデータを駆使した業務に興味がある人は向いていると言えます。
データサイエンスとは、デジタルデータから有用な結論や知見を導き出して、ビジネス上の意思決定を手助けする方法であり、今後も発展に期待できる分野です。
複数の研究分野の知識をもとに、さまざまな企業に貢献できるので、今後大いに期待されている手段だといえます。
たとえば、デジタルデータ活用は、医療・教育・行政においても、近年求められている技術になります。
(出典:総務省「日本企業におけるデータ活用の現状」)
つまり、データサイエンスを通じて、IT業界以外の業種に役立ちたいと考えている人は、活躍できる場が大いにあると言えるでしょう。
新しい分野に飛び込みたいエンジニアの方にも、Python習得はおすすめです。
【特徴3】Webアプリ開発に携わりたい人
そして3つ目の特徴が「 Webアプリ開発に携わりたい人」
Pythonは、Webアプリ開発に興味がある人にも向いていると言えます。
なぜなら、有名なWebアプリの多くが、Pythonで開発されているからです。
たとえば、Pythonで開発されたサービスの一例を示すと。
- YouTube
- Spotify
- Evernote
ではなぜ、PythonがWebアプリ開発に向いているのでしょうか?
それは、アプリ開発のフレームワークが豊富にあり、なおかつメンテナンス性が高いからです。
Pythonの言語は、記述がシンプルなので、多くの人とコードの共有ができ、修正・追加が簡単にできます。
つまり、非常に効率的な開発ができるということ。
Pythonであれば、アプリ開発が手軽にできるため、興味がある人には向いていると言えます。
未経験でもPythonを最短で学習・習得するおすすめの方法
「Pythonやめとけの理由や向いてる人の特徴もわかった!それでも習得したい!」
どうすれば、習得できるのか?
実は、未経験でもPythonを最短で学習・習得するおすすめの方法があります。
結論からいうと、「プログラミングスクールに通うこと」です。
なぜプログラミングスクールがおすすめなのか?
答えは簡単で、「挫折させない環境」と「選択と集中」が揃うサービスだから。
プログラミング学習は非常に難易度の高い作業です。
そのためか、学習をはじめても挫折率は約9割と、たいていは途中で辞めてしまいます。
その最たる原因が「エラーが解決できないため」
スクールに通えば、近くに現役エンジニアが待機しています。
メンターと呼ばれる専属の講師もいて、不明点はすぐに聞ける環境があります。
さらに、無駄な学習方法ほど、習得を遠回りさせる主たる原因といえます。
スクールに通えば、最短コースのカリキュラムが組まれています。
「選択と集中」がすでに準備されていて、迷いなく目指すべきゴールに近づけます。
ここでは、Python学習におすすめのプログラミングスクールを4つプラスαご紹介します!
気になるスクールがあれば、まずは無料の個別相談(カウンセリング)を申込むことをおすすめします。
本申込みした後に「やっぱり向いてない。。」、なんてことになっては後の祭りですので、向き不向きを把握するためにもカウンセリングから始めてみてください。
【方法1】Aidemy Premium
まず、Pythonを学ぶならおすすめのプログラミングスクールが「Aidemy Premium」
(公式サイト:https://aidemy.net)
- Python特化型プログラミングスクール
- 未経験でも3ヶ月でAIを使いこなせる人材へ
- 専属のメンターがAIの学び方から徹底的にコーチング
- 完全オンライン完結で東京以外に在住・在勤の方にも便利
- 受講料の最大70%を支給(専門実践教育訓練給付制度の対象スクール)
- AIや機械学習などの最先端技術を習得したい人
- AIエンジニア/データサイエンティストにキャリアチェンジしたい人
- 通学ではなく完全オンラインで学習できるスクールに通いたい人(地方在住者含む
【方法2】テックキャンプ
実績と保証の手厚さで選ぶなら「テックキャンプ」
(公式サイト:https://tech-camp.in)
- 転職成功実績No.1エンジニアスクール
- 転職成功人数は5,000名以上&転職成功率99%
- プログラミング未経験者率97%で学習の途中離脱率はわずか3%
- 選べる2つの受講プラン(オンラインor通学)で無理なく続けられる
- 受講料の最大70%を支給(専門実践教育訓練給付制度の対象スクール)
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- 転職保証が付いた安心のサービスを利用したい人
- 何から始めたらいいかわからないプログラミング未経験者
【方法3】DMM WEBCAMP 学習コース
満足度90%の未経験者向けプログラミングスクールNo.1「DMM WEBCAMP 学習コース」
(公式サイト:https://web-camp.io)
- DMM認定の現役エンジニア講師がサポートするプログラミングスクール
- 完全オンライン完結のスクールで、自分のペースで学習できる
- Python以外にもWebデザインや動画クリエーターなどのコースも充実
- 完全オンライン完結のスクールに通いたい人
- Python以外のWebスキルも学習したい人
- ライフスタイルに合わせて料金プランも選びたい人
【方法4】キカガク
未経験からAI・データ分析人材へ「キカガク」
(公式サイト:https://longterm.kikagaku.ai)
- 6ヶ月間で基礎から実践まで習得を目指すAIプログラミングスクール
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- 業界最大手のdodaと提携しており、未経験からでもスキルを習得して転職!
- Pythonで機械学習を学びたい方人
- 機械学習を学び、キャリアに活かしたい人
- 何かAIサービスを企画・開発したい人
【方法5】Progate
無料でプログラミング習得を目指すなら「Progate」
Progate最大のメリットは、独学でプログラミング技術を手軽に学べること。
プログラミングに必要な環境構築が一切不要で、実際に手を動かしながらコード入力できる環境が用意されています。
コースは、「無料」と「有料」があります。
無料でも多くの言語の基礎的な部分を学べるので、プログラミングを軽く始めるきっかけとしては最適です。
少しプログラミングに興味があって、どんなものか知りたいという人でも、利用できる手軽さがProgateの魅力のひとつです。
ただ、ITエンジニアへの転職・就職を目指す人にとっては、Progateはやや物足りなく感じるかもしれません。
メンターもいないので、わからないことがあってもサポートしてくれる人はいません。
以上を考えると、最短でかつメンターのいる環境で習得したい人は、スクールで学習するのが一番の近道となります。
【Q&A】やめとけと囁かれるPythonに関するよくある質問
最後にやめとけと囁かれるPythonに関するよくある質問をまとめます。
【質問1】Pythonは簡単すぎるとも聞くけどホント?
「Pythonは簡単すぎるとも聞くけどホント?」
Pythonが簡単だと言われるのは、コードの記述がシンプルで覚えやすいからです。
ですが、「覚えやすい」というのは、「覚える量が少ない」、という意味ではありません。
プログラミングスクールの調べでは、Pythonの基本を習得するのに200~300時間程度の勉強時間が必要としています。
あくまで「基本」レベルです。
仕事で活用できるようになるには、さらなる時間が必要になるのは言うまでもありません。
また、もともとの専攻が理系か文系かでも、時間は変わってくると言えます。
なので、Pythonは記述が簡単で習得しやすいですが、それでもある程度の学習時間は必要になると言えます。
【質問2】Pythonを仕事で使えるレベルにするにはどのように勉強を進めればよい?
「Pythonを仕事で使えるレベルにするにはどのように勉強を進めればよい?」
Pythonを仕事で使えるレベルにするには、その職種で必要とされるフレームワークやライブラリを必要最低限、習得する必要があります。
たとえば、それぞれの職種で利用できるツールは以下の通り。
- AI開発:SciPy、NumPy、TensorFlow
- アプリ開発:Django、Flask
- ゲーム制作:Pygame、Cocos2d
- ブロックチェーン開発:hashib
- データ処理・分析・解析:NumPy、Pandas、SciPy
なので、Python言語全体を習得するには、膨大な時間がかかります。
かかりますが、仕事に利用されるツールのみを習得することは、それほど難しくありません。
つまり、仕事で使えるレベルになるには、その仕事に必要なフレームワークやライブラリを身につけることが一番の早道です。
【質問3】Pythonを独学で習得するロードマップを教えてほしい!
「Pythonを独学で習得するロードマップを教えてほしい!」
ロードマップの一例がこちら。
Pythonを独学で習得する、一通りの手順になります。
- 「Google Colaboratory」などで、環境構築を行う。
- 参考書、あるいは無料サイトで 初歩的な学習をする。
- 初歩的なものができるようになったら、難易度をあげていく。
(書籍を買う、あるいは有料のオンラインツールを利用する) - より実践に近いやり方で、プロダクトを作成する。
実践に近いやり方で、ある程度のプロダクトが作れるようになれば、ポートフォリオを作成するなどして、実際に未経験の募集案件を受けてみましょう。
ポートフォリオ作成まで、一通り出来るようになれば、プログラミング言語をある程度習得できたといえるでしょう。
まとめ:Pythonはやめとけと言われる理由と最短習得の学習方法
Pythonはやめとけと言われる理由と最短習得の学習方法をまとめてきました。
改めて、Pythonはやめとけと言われる理由をまとめると、
- 数学的知識がなければできないから?
- 習得しても仕事で稼げないから?
- プログラムの実行速度が遅いから?
- インデントエラーが気持ち悪いから?
- 日本では時代遅れで人気がないから?
Pythonはやめとけ、と言われる理由があるのは事実です。
特に、数学的な知識が必要だと感じている人が多いように見受けられます。
主な要因として、Pythonは機械学習などで利用する統計や分析技術のイメージが強いためではないかと考えられます。
とはいえ、Pythonでできることは、アプリ開発やデータ収集など、非常に多岐に渡るので、高度な知識がなくても、十分に活用することができるでしょう。
あなたがもし、最短でPythonを習得したい、Pythonを活かしてITエンジニア転職を実現したいと考えるなら「プログラミングスクールの受講」をおすすめします。
なぜなら、ITスキル習得だけでなく就職支援も受けられるから。
転職保証や受講料無料など、様々なプログラミングスクールがあるため、まずは無料のカウンセリングを受けてみることをおすすめします。
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