SESを半年で辞めることは可能?結論と想定されるデメリットやおすすめの転職先5選
迷えるエンジニア2

「SESを半年で辞めることは可能?今すぐ辞めると、何かデメリットはあるのかな?」

こんな疑問、悩みに答えます。

本記事では「SESを半年で辞めるか悩んでいるエンジニア」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。

本記事で分かること

  • SESを半年で辞めることの可否と辞める人が多い理由
  • SESを半年で辞めるデメリットと注意したいポイント
  • SESを半年で辞める時におすすめの転職先

SESを半年で辞めることは可能なのかどうか。

でも実は、退職可否を気にするより、もっと重要な退職前の準備と対策があります。

SESを半年で辞めることの可否と想定されるデメリット・注意点やおすすめの転職先を詳しく解説していきます。

【結論】SESを半年で辞めることは可能?

SESを半年で辞めることは可能なのかどうか?

結論からいうと、半年で辞めることは可能です。なぜなら、契約期間が定められていない場合、2週間前に退職の申し出をすれば、法律的には辞めることができるため(出典:労働法)。また、民法628条より契約期間がある場合であっても、やむを得ない理由があれば、法律上は辞めることが可能です。

ですが、会社の就業規則で規定される期間がある場合は、規則に従うことが民法に定められています(出典:宮城労働局)。

たとえば、一般的にSES契約はプロジェクトベースで締結されるため、プロジェクトの進行状況やクライアントとの関係性が大きく影響します。途中で辞めるとプロジェクトに支障をきたし、クライアントや元請け会社との信頼関係に悪影響を及ぼす可能性があります。

ですので、不当な規定ではない限り、所属する会社(SES企業)の就業規則に従うことをおすすめします。ちなみに、転職サイトdodaによると、退職の意思表示のタイミングは、「2ヶ月前」を目安としています。

※ すでに辞めることを決めていてSESを半年で辞める時に注意したいポイントを確認したい方は、こちらをご覧ください。退職前に必ず必要な準備と対策をまとめています。

SESを半年や1年で辞める人が多い理由

結論、SESを半年で辞めることは可能です。
退職の意思表示を行うタイミングも2ヶ月前が一般的であるため、会社の就業規則の観点からみても半年で辞められるといえます。

さらにいうと、SESや派遣を1年以内で辞める人はとにかく多いです。

実際、厚労省の「派遣労働者実態調査」によると、ソフトウェア開発に携わるエンジニアの1年以内の契約者は、65.6%にものぼることが明らかになっています。

ではなぜ、すぐに辞めてしまうのか?

それは、SESを辞めた方がメリットは大きいから。つまり、辞めてもエンジニア職は転職しやすい、ということに集約されます。

ここからは、具体的なSESを半年や1年で辞める人が多い理由について深堀して解説していきます。

【理由1】辞めても他に活かせる場所があるから

まず1つ目の理由として「辞めても他に活かせる場所があるから」

SES業界は、他の業界に比べて転職がしやすいです。

主な要因として、SESのようなエンジニア技術は、汎用性が高いために、他の職場で活かせる場所が多いと言えます。

たとえば、SESで培ったIT知識やプログラミングスキル、開発経験は、多くの業界や職種で評価されます。具体的には、ウェブ開発やシステム運用の経験は、企業の社内システム管理やウェブ制作会社で即戦力として活用できます。

実際、マイナビが実施した「転職動向調査(2023年実績)」で、職種別の転職率を見てみると、

職種別の転職率(希望の職種に転職した割合)

  1. クリエイター・エンジニア:87.9%
  2. 企画・経営・管理・事務:86.5%
  3. サービス職:86.0%
  4. 技能工・土木・建築:85.1%
  5. 営業:85.0%
  6. コンサルタント・専門職:77.8%

上記の通り、「クリエイター・エンジニア」が最も希望の職に転職した割合が高いです。

希望する職種に転職しやすいということは、それだけ求める企業が多いということを示します。

以上のように、辞めても他に活かせる場所がある点が、SESを半年や1年で辞める人が多い理由に挙げられます。

すでに辞めることを決めていてSESを半年で辞める時に注意したいポイントを確認したい方は、こちらをご覧ください。退職前に必ず必要な準備と対策をまとめています。

【理由2】エンジニア派遣市場の需要が高いから

次に2つ目の理由として「エンジニア派遣市場の需要が高いから」

SES業界だけでなく、派遣として働くITエンジニアの転職がしやすい点も大きいです。

具体的には、ITエンジニアの需要は年々増加しており、特に派遣市場では即戦力となる人材が求められています。

実際、厚労省が公表した「労働者派遣事業報告書」で、「情報処理・通信技術者」の技術者派遣料金の推移を見てみたところ、

派遣料金(年度別) 平均賃金
令和2年(2020年度) 32,147円[無期:32,704円・有期:29,381円]
令和3年(2021年度) 32,394円[無期:32,897円・有期:29,991円]
令和4年(2022年度) 32,871円[無期:33,394円・有期:30,702円]

無期・有期の雇用形態に関わりなく、全体的に賃金が上昇しています。

賃金が上昇し、需要が高いことからも、エンジニア派遣の転職はしやすいと考えられます。

以上のように、SESが半年や1年で辞める人が多い理由として、エンジニア派遣市場の需要が高い点が、挙げられます。

【理由3】第二新卒として活躍ができるから

そして3つ目の理由として「第二新卒として活躍ができるから」

特に、ITエンジニアの転職市場をみると、若い世代の人材を求めるIT企業はとにかく多いです。

例えば、IT業界では若手のポテンシャルが重視されるため、SESでの経験が浅くても他の企業での再就職が有利に進むことが多々あります。

そのため、SESに限らず、第二新卒として転職しやすい状況にあると言えるでしょう。

実際、IT求人サイトを運営する企業が行ったIT人材市況動向レポートから、年齢別の人材割合を見てみると、

年齢別の人材割合

  • ~24歳まで:3.3%
  • 25~34歳:41.4%
  • 35~44歳:30.6%
  • 45~54歳:18.0%

上記の通り、年齢が若いほど割合も高くなっているのがわかります。

従って、第二新卒の年代の間に、転職を希望する人が多いと考えられます。

以上のように、第二新卒として活躍ができる点が、 SESが半年や1年で辞める人の多い理由に入ります。

すでに辞めることを決めていてSESを半年で辞める時に注意したいポイントを確認したい方は、こちらをご覧ください。退職前に必ず必要な準備と対策をまとめています。

SESを半年で辞める3つのデメリットとは

SESを半年や1年で辞める人は多いものの、一部の人にとって早期離職は、デメリットになりうるケースもあります。

ですので、辞める前にデメリットを理解しておくことも重要です。

ここからは、SESを半年で辞める3つのデメリットとは何か?詳しく解説していきます。

【デメリット1】スキル・経験を積むのが難しい

まず1つ目のデメリットとして挙げられるのは「スキル・経験を積むのが難しい」

エンジニアとしてのスキルは、プロジェクトに深く関わり、継続的な経験を積むことで身につきます。例えば、システム開発では設計から実装、テスト、運用まで一連のプロセスを経験することが重要です。

そのため、転職時にアピールできるスキルや経験を積んだエンジニアであれば、転職を有利に進められます。

しかし、半年のような短いスパンで辞めると、経験は積みづらく実績も評価されづらいため、転職が上手くいかないケースが起こりえます。ましてや、SESの経験が浅く、また、スキルが未熟な場合は、その傾向が強くなると言ってよいでしょう。

実際、厚労省が公表した「転職者実態調査(令和2年)」によると、企業が転職者の採用に重視した点を見てみると、

企業が転職者の採用に重視した点

  • 経験を活かし即戦力になる:66.1%
  • 専門知識、能力がある:52.7%
  • 離職者の補充のため:44.6%

スキルと経験を重視する傾向が高いことがわかります。

ですので、能力や経験が何もないうちは、SESを半年で辞めてしまうと、次に繋げづらくなります。この点、半年で辞めるつもりのSESエンジニアは留意しておくことをおすすめします。

【デメリット2】早期離職は良いイメージを持たれない

次に2つ目のデメリットとして「早期離職は良いイメージを持たれない」

SESに限った話ではありませんが、早期離職は、企業側からしてみたら、入社しても定着率が悪いという印象を持たれがちです。

特に、転職回数の多い人は、転職活動も不利になると言えるでしょう。具体的には、履歴書に短期間の職歴が複数ある場合、次の転職活動で「すぐに辞めるのではないか」と懸念される可能性があります。

実際、リクルートが行った調査「転職回数と採用実態の関係」を見てみると、採用担当者の気になる転職回数の割合は、

採用担当が気になる転職回数の割合

  • 気にならない:37%
  • 1回:3.6%
  • 2回:11.5%
  • 3回:23.9%
  • 4回:13.1%

3回前後の転職回数が、最も不利になる可能性が高いことがわかります。

本調査における採用担当の声によると、転職回数が多い人に対して、辞め癖がついていないか、または、意欲が感じられない、などの厳しい意見が見られます。

以上のように、早期離職は良いイメージを持たれない点が、SESを半年で辞めるデメリットのひとつに挙げられます。

すでに辞めることを決めていてSESを半年で辞める時に注意したいポイントを確認したい方は、こちらをご覧ください。退職前に必ず必要な準備と対策をまとめています。

【デメリット3】退職手当などの給付金がもらえない

そして3つ目のデメリットが「退職手当などの給付金がもらえない」

SES社員は、雇用形態が特殊ですが、会社に所属する場合、退職金などの手当てが、通常の社員と同じように支給されます。

しかし、退職に伴う手当は勤続年数に応じて支給されるため、早期に辞めてしまうと支給の対象から外れ、本来受けられるはずの恩恵を受けられない場合もあります。

実際、厚労省の労使関連資料によると、退職金がもらえる一般的な勤続年数と支給率は、

退職金がもらえる一般的な勤続年数と支給率

  • 3年:0.8%
  • 5年:1.3%
  • 10年:2.9%

最低でも3年以上は働かないと、支給されない可能性が高いです。

退職金以外の一時手当に関しても、半年で辞めるともらえない場合があるため、先立つものが必要な転職者とって、痛手となるでしょう。

以上のように、 SESを半年で辞めるデメリットに、退職手当などの給付金がもらえない点が挙げられます。

SESを半年で辞める時に注意したいポイント

ここまで、SESを半年で辞めるデメリットを解説してきました。

SESを半年で辞めることは可能であっても、すべてのエンジニアが転職に上手くいくとは限りません。

転職を決断するなら、相応の準備と対策をしてから最終判断を下した方が、後々のキャリアにも良い影響を与えられます。

ここからは、SESを半年で辞める時に注意したいポイントについて詳しくまとめています。

【ポイント1】スキル・実務経験の棚卸しを行う

まず1つ目のポイントとして「スキル・実務経験の棚卸しを行う」

SESを半年で辞める際には、「スキル・実務経験の棚卸しを行う」ことが非常に重要です。短期間であっても、どのようなスキルを身につけ、どのような業務に携わったかを明確にすることで、転職活動や次のキャリア選択において自身の強みをアピールできます。

例えば、特定のプログラミング言語を使ってプロジェクトに貢献した経験や、チームでのコミュニケーションスキルを発揮した事例を具体的にリストアップします。これにより、面接での自己PRが効果的になり、採用担当者に対して即戦力としての魅力を伝えやすくなります。

そして、スキルの棚卸しを行う際に、有効な手段が「自己分析」です。自己分析では、短期間で得たスキルや経験を体系的に整理し、自身の強みや弱みを明確にすることができます。また、自己分析を通じて、将来どのようなキャリアパスを歩みたいかを考えるきっかけにもなり、次のキャリア選択をより適切に行うための指針が得られます。

以上のことから、スキルや経験の整理を行うために、自己分析は次のステップに進むための基盤を作る重要なプロセスです。

ただ、とはいえ、簡単に一人で自己分析を完結させるのは難しいです。なぜなら、自己分析は、他者の客観的な視点が入って、初めて「適切なスキルの棚卸し」が行えるようになるから。

もし、実践的な自己分析に取り組みたい方は「ポジウィルキャリア」を利用するのがおすすめです。

ポジウィルキャリアは、キャリアに特化したパーソナル・トレーニング。初めて転職をする人や、年収を上げたい人、若くして理想のキャリアを築きたい人を中心に、キャリアサポートで実績を上げています。

一人ひとり個人に向き合った、キャリア形成の計画やアドバイスを立ててくれるので、効率よくキャリアを積みたいという人に最適なサービスだと言えるでしょう。

ですので、実際に転職を決意した人は、まずはキャリアのプロに相談するのがおすすめです。

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【ポイント2】自分の市場価値を客観的に把握する

次に2つ目のポイントとして「自分の市場価値を客観的に把握する」

SESを半年で辞める際には、「自分の市場価値を客観的に把握する」ことが重要です。市場価値とは、自分のスキルや経験が現在の労働市場でどの程度評価されるかを示すものです。

たとえば、転職エージェントのアドバイスや業界の給与調査などを利用し、同様の経験を持つ他のエンジニアと比較して、自分の給与が適正かどうかを確認できます。また、オンラインの給与査定ツールも活用して、現在のスキルセットが市場でどのように評価されるかを見極めることができます。

これにより、次のキャリア選択に向けて、自分の強みを効果的にアピールするための戦略を立てることが可能になります。自身の市場価値を正確に理解することは、キャリアを進めるための重要なステップです。

そして、自分の市場価値を簡単に調べたい方は、転職エージェント「レバテックキャリア」を活用するのが便利です。市場価値の把握から、適切な求人、希望する働き方にマッチした求人の紹介を無料で受けられます。

【ポイント3】転職市場の動向を調査すべく情報収集を行う

3つ目のポイントとして「転職市場の動向を調査すべく情報収集を行う」

SESを半年で辞める際には、「転職市場の動向を調査すべく情報収集を行う」ことが欠かせません。転職市場の動向を把握することで、適切なタイミングで転職を決断できるようになります。

例えば、ITエンジニアの求人倍率や求められるスキルの変化を調べるために、転職エージェントのレポートや業界のニュースを定期的にチェックすることが有効です。また、同業界での給与水準や需要が高い技術領域を知ることで、自分のスキルセットがどの程度市場で評価されるかを判断できます。

これらの情報を基に、最適な転職戦略を立て、キャリアアップのチャンスを逃さないようにすることが重要です。

そして、転職市場に関する情報収集には、「IT専門の転職エージェント」を活用することをおすすめします。

なぜなら、専門知識を持つエージェントが最適な求人情報を提供し、効率的な転職活動をサポートするからです。例えば、IT専門の転職エージェントは、最新の求人動向や企業の内部情報に精通しており、自身のスキルや経験に合ったポジションを紹介してくれます。

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【ポイント4】転職活動を行って内定をもらってから辞める

4つ目のポイントとして「転職活動を行って内定をもらってから辞める」

SESを半年で辞める際には、「転職活動を行って内定をもらってから辞める」ことが重要です。内定を得てから退職することで、失業期間を避け、経済的な不安を最小限に抑えることができます。

例えば、転職先が決まらないまま辞めてしまうと、次の就職先が見つかるまでに予想以上の時間がかかり、収入が途絶えるリスクがあります。さらに、現在の職場で働きながら転職活動を行うことで、焦らずに自分に合った企業を見つけることができます。

このように、内定を確保してから退職することで、安定したキャリア移行が可能になります。

そして、今すぐ転職活動を行いたいエンジニアの方にも、「IT専門の転職エージェント」を活用することをおすすめします。

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【ポイント5】副業でフリーランスエンジニアとして実力を試してみる

そして5つ目のポイントとして「副業でフリーランスエンジニアとして実力を試してみる」

SESを半年で辞める前に、「副業でフリーランスエンジニアとして実力を試してみる」ことは有益です。実際にフリーランスとして仕事を請け負うことで、自分のスキルが市場でどの程度通用するかを確認できます。

例えば、クラウドソーシングサイトを利用して小規模なプロジェクトに参加し、報酬やクライアントからの評価を得ることが可能です。この経験を通じて、独立後の収入の目安や自分の強み・弱みを把握できます。また、実際にフリーランスとして活動することで、将来的に独立する際の準備が整いやすくなります。フリーランスの副業を通じて、自分の実力を客観的に評価することは、転職や独立を考える上で重要なステップです。

そして、フリーランスエンジニアとして案件獲得するためには、エージェント登録が必要です。

今ではフリーランスエンジニア向けのエージェントサービスも多くリリースされています。その中でも、特におすすめで、案件数が多く、福利厚生も充実したサービスを厳選して3つご紹介します。

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SESを半年で辞める時におすすめの転職先5選

  • 転職することは決めてるけど、転職先で決めかねている。
  • エンジニアのスキルや経験を活かせる職場を選びたい。
  • 高度な開発案件や今後のキャリアをより充実させたい。

このように考えるエンジニアの方に向けて!SESを半年で辞める時におすすめの転職先5選をご紹介します!

【転職先1】スタートアップ企業

スタートアップ企業への転職は、SESとして働いていたエンジニアにとってスキルや経験を活かしながら成長できる魅力的な選択肢です。

スタートアップでは、少人数での開発が多いため、一人ひとりに任される役割が広く、フロントエンドからバックエンド、インフラまで多様なスキルを実践で磨く機会があります。例えば、SESで培ったプログラミングやプロジェクト管理の経験を生かし、製品開発の全プロセスに関わることで、短期間でのスキルアップが期待できます。また、意思決定のスピードが速く、自分のアイデアを反映させやすい環境でもあります。

以上の理由から、スタートアップ企業での経験は、ITエンジニアとしてのキャリアを大きく飛躍させる可能性を秘めています。

そして、スタートアップ企業の求人情報を探したい方は、転職エージェント「レバテックキャリア」を利用するのがおすすめです。

ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1。
IT・Web業界を知り尽くしたアドバイザーが、内定率を上げる企業別の面接対策などで徹底サポートしてくれます。

【転職先2】インハウスIT部門

インハウスIT部門への転職は、SESとして働いていたエンジニアにとって安定した環境でスキルを深める良い選択肢です。

社内SEとも呼ばれるインハウスIT部門では、自社内のシステム管理や運用、トラブルシューティングを担当することが主な業務となります。例えば、社内ネットワークの構築や業務システムの保守・運用を通じて、SESで培った技術を長期的に活かしながら、システム全体の知識を深めることが可能です。また、特定の企業に長く関わることで、業務の効率化や改善提案など、ビジネスへの直接的な貢献ができる点も魅力です。

以上のことから、インハウスIT部門での経験は、ITエンジニアとしての安定したキャリア形成と専門知識の深化に繋がります。

そんな、インハウスIT部門への転職を希望する方は、転職エージェント「マイナビIT AGENT」を利用するのが最もおすすめです。

国内最大級の転職支援実績を持つマイナビ運営のサービス。
全国の大手上場企業から人気ベンチャーまで幅広い求人の紹介が可能です。

【転職先3】Web制作会社

Web制作会社への転職は、SESとして働いていたエンジニアにとって多様なスキルを実践で磨ける魅力的な選択肢です。

Web制作会社では、フロントエンドからバックエンド、さらにはデザインやユーザーエクスペリエンスまで幅広い業務に携わる機会が多いです。例えば、SESで得たプログラミングスキルを活かして、クライアントの要望に応じたウェブサイトやアプリの開発を担当することができます。これにより、技術力を高めつつ、デザインやユーザビリティといった視点も身につけられます。また、さまざまな業界のクライアントと仕事をすることで、異なるビジネスモデルやマーケティング手法に触れることができ、自身の視野を広げることが可能です。

以上のことから、Web制作会社での経験は、ITエンジニアとしての総合的なスキルアップとキャリアの幅を広げるチャンスとなります。

そして、Web制作会社に興味がある、転職を検討してみたい方は、転職エージェント「ギークリー」を利用するのがおすすめです。

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【転職先4】自社開発企業

自社開発企業への転職は、SESとして働いていたエンジニアにとって深いスキルを身につける絶好の機会です。

自社開発企業では、自社のプロダクトに長期的に関わることができ、製品の設計からリリース、運用まで一貫して携わる経験が得られます。例えば、SESで得た開発スキルを活かして、プロダクトの改善や新機能の開発に取り組むことで、自分の技術が製品の品質やユーザー体験に直結する実感を得られます。また、チームでの協力を通じて、技術だけでなく、プロジェクトマネジメントやコミュニケーションスキルも向上させることができます。

従って、自社開発企業での経験は、ITエンジニアとしての成長と共に、製品を通じて市場に貢献するやりがいを感じることができるでしょう。

ただ、自社開発企業は働きやすさや待遇面で転職希望者に人気が高く、採用倍率も高いことから、相応に対策と準備が必要です。

ではどうすれば、転職確度を上げられるのか?自社開発企業への転職を叶えるためには、「プログラミングスクールの受講」がおすすめです。

プログラミングスクールを受講して転職した人のうち、約8割が人気の自社開発企業に就職している調査結果があるほど。その中でも、特に実績豊富なプログラミングスクールを3つ厳選してご紹介します。

まずは無料のカウンセリングを受けてみることをおすすめします。実際に話を聞いてみて、自分に合うスクールを探してみることが最初のステップです。

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【転職先5】フリーランスエンジニア

フリーランスエンジニアとしての転職は、SESとして働いていたエンジニアにとって自由度が高く、自分のペースで仕事ができる魅力的な選択肢です。

フリーランスでは、自身のスキルや経験に応じてプロジェクトを選べるため、得意分野に集中して取り組むことが可能です。例えば、クラウドソーシングサイトを利用して、自分に合った案件を見つけ、報酬やスケジュールを交渉しながら働くことができます。このように、自分の働き方をコントロールできる点が、フリーランスの大きなメリットです。また、プロジェクトごとに異なるクライアントや業界と関わることで、幅広い経験を積みながら市場価値を高めることができます。

ですので、フリーランスエンジニアとしてのキャリアは、自己成長と自由な働き方を両立させる選択肢として非常に有益です。

そして、フリーランスエンジニアとして案件獲得するためには、エージェント登録が必要です。

今ではフリーランスエンジニア向けのエージェントサービスも多くリリースされています。その中でも、特におすすめで、案件数が多く、福利厚生も充実したサービスを厳選して3つご紹介します。

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【Q&A】半年でSESを辞めるエンジニアのよくある質問

最後に半年でSESを辞めるエンジニアのよくある質問をまとめます。

【質問1】SESを半年で辞めた方が良い人の特徴は?

疑問に思うエンジニア

「SESを半年で辞めた方が良い人の特徴は?」

SESを半年で辞めた方が良い人の特徴として、自分のキャリアプランに明確な目標があり、早期にその目標に向かって進みたいと考えている人が挙げられます。

例えば、自社開発企業で長期的な製品開発に関わりたい場合や、スタートアップで幅広いスキルを身につけたいという強い意志がある場合、SESでの経験がその目標に合致しないと感じたら早期に転職を考えるのが賢明です。半年という期間で、自分の方向性に違和感を覚えた場合、次のステップに早めに移ることで、キャリアの成長を加速させることができます。

【質問2】SESはいつやめればよいですか?

疑問に思うエンジニア

「SESはいつやめればよいですか?」

SESを辞めるタイミングは、自分のキャリア目標に対して現在の環境が適していないと感じた時が最適です。

目標に向かって進む上で、現職がスキルの習得や経験の積み上げに繋がらないと判断した場合、早めの転職を検討すべきです。例えば、プロジェクトの内容が自分の成長に役立たない、または他の企業でより良いキャリアパスが見つかった場合がその例です。環境が自分の成長を妨げていると感じた時が、SESを辞めて新たなステージに進むべきタイミングです。

【質問3】SESは途中で退職できますか?

疑問に思うエンジニア

「SESは途中で退職できますか?」

SESは途中で退職することが可能ですが、注意が必要です。

退職は法律上いつでも可能ですが、契約内容やプロジェクトの進行状況によっては、円満な退職が難しくなる場合があります。例えば、プロジェクトの重要なフェーズでの退職は、チームやクライアントに大きな影響を与える可能性があり、信頼関係の悪化を招くことがあります。そのため、退職を考える際には、事前に上司やクライアントと相談し、引き継ぎをしっかり行うことが重要です。退職する際には、円満に進めるための準備が不可欠です。

まとめ:SESを半年で辞めることの可否と想定されるデメリット

SESを半年で辞めることの可否と想定されるデメリットに関する情報をまとめてきました。

結論、SESを半年で辞めることは可能です。
退職の意思表示を行うタイミングも2ヶ月前が一般的であるため、会社の就業規則の観点からみても辞められるといえます。

ただし、辞める前に理解しておきたいデメリットもあります。改めて、本記事を総括すると、

SESを半年で辞めることの可否まとめ

  • SESを半年で辞める際は、自分のキャリア目標が明確であることが重要。
  • 退職前に転職先を確保してから辞めることで、経済的な不安を回避できる。
  • 短期間での退職は、スキルや実務経験が十分に積めていないリスクがある。
  • 円満退職のためには、事前に上司やクライアントとしっかり相談することが必要。
  • 転職市場の動向を把握し、自分の市場価値を正確に理解することが大切。

SESを半年で辞めるか悩んでいるSESで働くエンジニアにとって、最も重要なのは自身のキャリア目標に向かって進むための明確なビジョンです。

現職がその目標に合致しない場合、早期に転職を考えることは賢明な判断です。しかし、転職活動を先に行い、内定を得てから退職することで、経済的な不安を避けられます。また、退職前には上司やクライアントとしっかり相談し、円満にプロジェクトを引き継ぐ準備をすることが求められます。市場動向の理解と自分の市場価値の把握も、成功する転職の鍵となります。

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