「SESの現場を変えたい…常駐先が合わないときの対処法は何かありませんか?」
この疑問・悩みに答えます。
本記事では、「SESの現場を変えたいエンジニアの方」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。
- SESの現場が合わないから変えたいと感じる理由
- SESの現場や案件が合わないときに取るべき対処法
- SESの現場が合わないときにおすすめの転職先
なぜ、SESの現場を変えたいと感じるのか?
そして、SESの現場や案件が合わないときに取るべき対処法は何か。
今まさに、SESの現場で悩むエンジニア、現場を変えたいエンジニアにとって、非常に気になる情報です。
気になるSESの現場を変えたいと感じる理由と常駐先が合わないときの対処法を詳しく解説していきます。
結論、SESの現場が合わないから変えたいと感じる理由があるのは事実。
特に職場の人間関係に悩む理由が目立ちます。
要因として、SES業務は案件ごとの仕事になるため、環境の変化が激しく人間関係の構築が難しくなってしまうことが大きいと言えます。
働きやすい職場に目に向けることも必要ですが、しっかりサポートしてくれる所属企業を選ぶことも重要です。
では、どうすれば自分に合ったIT企業を探せるのか?
自己実現を叶えられる開発企業に転職できるようになるのか?
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「SESの現場を変えたい」と感じるのは珍しくない
まず、伝えたいのは「SESの現場を変えたい」と感じるのは珍しくないということ。
なぜなら、クライアントの常駐先が合うか合わないかは、自分で選ぶことができないから。
いわゆる、「案件ガチャ」と呼ばれているものです。
詳しく説明すると、「案件ガチャ」とは、SES会社が派遣先として選ぶ企業を、自分自身で選ぶことができないことを意味します。
常駐先は、所属会社がエンジニアの募集依頼をしている派遣先の企業と交渉して、決定されます。
交渉が決定すると、エンジニアと顧客会社との面談があり、同意を得て案件成立し、常駐勤務が始まるというわけです。
当然、配属先になる企業の当たり外れはあります。
ですので、顧客の職場環境によって仕事の満足度を左右されてしまうのが、SESの仕事の特徴であり、デメリットでもあると言えます。
実際、客先常駐の割合が高い企業の退職者は、自己都合で退職する人数が多い、という統計データもあります。
上図は、情報労連が取りまとめた 「ITエンジニアの労働実態調査」の資料です。
本調査で示す通り、エンジニアに占める客先常駐者の割合が多い企業ほど、自己都合退職者の割合は高いのがわかります。
(例:客先常駐者の割合が8割を超えると、ほぼ全員の98%が自己都合退職。)
上記データからは、退職者が辞める理由まではわかりません。
しかし、自己都合で辞めるということは、なにかしらの不満があったことは明らかです。
たとえば、今の状態に満足できていない、あるいは、環境を変えたい、と思っている人が多いと考えられます。
従って、SESの現場を変えたいという意見を持っているのはあなただけはなく、決して珍しいことではないと言えるでしょう。
SESの現場が合わないから変えたいと感じる5つの理由
なぜ、SESの現場を変えたいと感じるのか?
SESエンジニアは常駐先が合わないと考えてしまうのか?
具体的なSESの現場が合わないから変えたいと感じる5つの理由を深堀解説していきます。
【理由1】案件ごとに変化する人間関係に疲れたから
まず1つ目の理由が「案件ごとに変化する人間関係に疲れたから」
SESの働き方で特徴的なのが、クライアント側の企業に出向して仕事をすること。
つまり、取引先企業の職場に飛び込んで一緒に仕事をするわけですから、初めて会うメンバーと開発を進めていかなければなりません。
なので、SESという働き方は、仕事の技術面に関する心配事はもちろん、職場の人間関係を一から築き上げるストレスもあります。
そしてプロジェクトが終わると、また次の常駐先を紹介され、相手企業と面談して契約成立すると、その企業に出向する、という形になります。
当然ながら、新しく配属された職場で、また一からの人間関係が始まります。
プロジェクトの期間は、短くて1~2カ月、長くて1~2年ですが、その度に職場の人間が変化するということ。
裏を返せば、様々な企業で様々な案件の仕事ができるため、経験を積めるという点ではメリットになります。
ですが、初対面の人と接するのに抵抗が少なく、コミュニケーションをとることが好きな人でないと、長年続けるのは辛いと感じる人も多いでしょう。
以上のようなことから、SESの現場が合わないと感じる人はいると考えられます。
【理由2】客先常駐なので疎外感や孤独感を覚えるから
次に2つ目の理由が「客先常駐なので疎外感や孤独感を覚えるから」
常駐先の企業に、単独で依頼される場合も当然あります。
すでに出来上がっている職場環境の中に、他社の人間が一人ぽつんと参加することになります。
周囲の環境に慣れるのに時間がかかる人であれば、職場で疎外感や孤独感を感じる可能性が高いのは明らかです。
未経験で出向する人は、なおさら不安ではないでしょうか。
また、筆者だけでなく多くの経験者も語っています。
実際口コミによると、不安なときに相談できる相手がいないというのも、孤独感や疎外感を強める要因になっているようです。
「ストレスをあげるとすれば、半年ほど前から現在の案件に異動しましたが、来月から既存の担当者が新しい方と交代になり何となく私がリーダーになる(頼られる)のではないかという不安と、客先常駐なので疎外感を感じています」
引用: Yahoo!知恵袋「病気、症状」
上記のように、頼られる不安と客先常駐の疎外感を感じるとの意見がありました。
上記経験者のケースで考えると、疎外感を感じることなく、相談したり話ができる環境があれば、問題は解決していたと言えますよね。
所属会社に相談できるにしても、実際の現場に誰も頼れる人がいないという状況は、プレッシャーではないかと筆者も感じます。
なので、客先常駐で感じる疎外感や孤独感は、仕事中にふと感じる寂しさではなく、サポートする人間が一人もいない、深刻な状況に繋がる恐れがあります。
以上のようなことから、常駐先で感じる疎外感や孤独感も、SESの現場は合わないと感じる要因になると言えます。
【理由3】スキルのミスマッチでついていけないから
3つ目の理由が「スキルのミスマッチでついていけないから」
今までの理由は職場環境に関するものでしたが、今回は業務内容に関する理由となります。
SESの業務は、求人案件数が多い反面、スキルのミスマッチが起こることも多いです。
主な要因として、以下が挙げられます。
- エンジニア自体のスキル不足の場合
- 所属企業がエンジニアのスキルに関係なく案件依頼を受ける場合
- 希望する案件の稼働時期が合わずに既存案件が割り当てられる場合
募集案件が多くても、募集期限のタイミングが合わなかったり、所属会社の都合があったり、必ずしも自分の希望する案件を割り振ってくれるとは限りません。
では、ミスマッチが発生したらどうなるのか?
形式上は、所属会社の担当者に事情を説明して、契約解除を申し出ることができます。
ですが、実情は異なる対応をする企業も実際にあるようです。
フリーランス形態でシステムエンジニアをしている方が、そんなSES契約の「闇」を語っています。
「詳細は伏せますが面談前に認識していた内容と異なったりと、ミスマッチであることがわかりました。そこでエージェントに対して『契約期間前ではあるが、契約期間の残り1ヶ月弱を満了するのも中途半端で、現場、私の双方にとってメリットが無いので現時点で契約解除できないか?』と相談した所、『現場都合や本人都合での期間中の契約の解除はできません』と言われてしまいました。」
引用: Yahoo!知恵袋「職場の悩み」
上記質問者の回答には、突然解約すれば契約会社にとって評判が落ちるから、それを避けたいのではないかとの意見がありました。
なので、ミスマッチが発生しても、現実にはそう簡単に事は運ばないことがわかりますね。
従って、スキルのミスマッチでSESの現場を変えたいという人も、当然ながら出てくるのが実情だといえます。
【理由4】同じ業務の連続で成長実感がないから
4つ目の理由が「同じ業務の連続で成長実感がないから」
SES契約で行う業務内容は、下流工程が主となります。
なぜなら、SES契約で扱う業務は、その多くが下請け案件だからです。
未経験でも参入しやすいのは下流工程であるためです。
エンジニア未経験者でも間口が広いのは良いことです。
良いことですが見方を変えると、上流工程の開発業務には、なかなか携われないデメリットがあります。
また、下流工程の案件は、単純作業ばかりになる可能性もあります。
エンジニアとしてスキルをアップさせたいと考えていても、単純作業ばかりの仕事が多ければ、成長実感を感じることも難しいでしょう。
実際、あるプログラミングスクールにも、SESは「一貫したキャリアデザインがしづらくなる」とのデメリットを挙げているほど。
なので、SESで長期的なキャリアアップを図るのは、おすすめできないと言えます。
さらに言うと、キャリアアップができなければ、モチベーションを維持するのが難しいですし、やりがいを感じることも少なくなってしまいます。
従って、同じ業務の連続で成長実感が感じられないということも、SESの現場を変えたいことにつながる要因だと言えます。
【理由5】正当な評価が受けられないから
そして5つ目の理由が「正当な評価が受けられないから」
SES契約は、クライアント側に出向しても、所属会社の人間が近くにいないため、自社に正当に評価されにくい、という現状があります。
評価は、主にクライアント側が所属会社に仕事ぶりを報告(顧客評価)したり、あるいは、月に一度の帰社日に、自分で報告するしかありません。
ですが、自分で報告するには限界があり、また、顧客評価も間接的な評価なのでフェアであるとはいえません。
実際、顧客には厳しい見方の企業もあれば、優しい見方の企業もあるため、SES企業の営業が現場レベルを把握しない限り、評価は難しいといえます。
正当に評価されなければ、不満は募る一方です。
これらSES契約者が、正当な評価がされにくいということも、SESの現場を変えたい要因になると言えるでしょう。
SESの現場や案件が合わないときに取るべき対処法3選
ここまで、SESの現場が合わないから変えたいと感じる理由を解説してきました。
では実際問題、「SESの現場を変えたい」と感じたらどうすればいいのか?
具体的なSESの現場や案件が合わないときに取るべき対処法3選をまとめていきます。
【対処法1】合わない原因が何かを整理し対策する
まず考えたいのが「合わない原因が何かを整理し対策する」
転職サイトdodaによると、「転職を考えたほうがいい」原因として、以下が挙げられています。
- ハラスメント
- 賃金がスキル・実績に見合っていない
- 自己実現ができない職場への不満
- 現職では実現できない目的がある
- 給料が下がるなどの不安定な企業の経営状況
あなたは今、SESの現場が合わないと感じている。
上記のように原因に対し、現状を整理することは、自分を客観視することにも繋がり、解決策が見つかりやすいです。
なぜなら、客観視することで、その原因がどういった種類のものかを判別することができるから。
では、原因の種類とは何か?
大別すると、自分が原因で起こる「内部的要因」と、周囲の環境によって起こる「外部的要因」とに分けられます。
- 内部的要因:嫌悪、物理的限界、ストレス、職場の不満など
- 外部的要因:ハラスメント、業務内容、賃金、会社の経営状況など
上記のように分けることができます。
客観視することで見えてくる要因により、合わないと感じる原因の本質を探ることが可能です。
たとえば、仕事が合わないと感じた時、自分の甘えではないかと感じることはありませんか?
仕事で悩むとき、何かと自分を責めがちになるのはよくあること。
今まで漠然と合わないなと感じていたものを整理し洗い出すことで、責めがちな自分の行動を改めることもできます。
具体的には、合わない原因が外部的な要因であれば、自分が原因ではないので、外部が変化しない限り、改善することは不可能です。
なので、対策としては、外部を改善するよう働きかけるか、環境を変えるかしか方法がありません。
一方で、内部的要因であれば、自分が原因なので、変えることができるかどうかは自分次第です。
改善するに値すると感じれば改善できるように努力し、値しないと感じるのであれば辞めるのがベストでしょう。
以上のように、仕事が合わない原因が何かを洗い出し、対策を立てることで、次にやるべきことがはっきり見えてくるのでおすすめです。
【対処法2】変えてもらえないか営業担当に相談する
次に具体的な対処法として「変えてもらえないか営業担当に相談する」
現在の職場が合っていない場合、所属会社の営業担当に相談することも有効です。
契約案件の業務がスムーズに進展しなければ、派遣した所属会社にも責任がある以上、営業担当も対策を講じてくれるはずです。
何も対策を講じてくれない営業であれば、上層部に相談し担当を変えてもらうこともひとつの手でしょう。
実際、Xの投稿には、営業に相談して解決したケースがあります。
うちの会社のいいところはね、客先でひどい目にあった時に営業に相談したらけっこう強力に動いてくれることなんだよね。
アラートは鳴らしたし、あとはどうなることかしら。展開楽しむくらいの気持ちでいよっと。— さしみのつま (@kyouno_mob3) December 21, 2021
常駐先でひどい目にあった時、営業が強力に動いてくれたとの意見があります。
なので、心配事があれば、まずは営業担当に相談してみるのがおすすめです。
営業が動いてくれない、または動いてくれても状況が変わらない場合は、契約を更新しないという手もアリ。
SES契約の契約期間は、1~3ヶ月で設定されている案件が多いです。
職場に不満があっても、契約期間の3ヶ月間は我慢して続けて、次の契約では違う職場の案件にするのも、賢明なやり方と言えるでしょう。
契約途中で退職を願い出たり、最悪の場合、出社拒否すれば、会社とのトラブルになりかねません。
従って、トラブルをできるだけ避けたいという人は、契約期間まで待つのが無難です。
いずれにしても、最初は営業担当に相談することが近道となりますので、まずは窮状を訴えてみることが先決だといえます。
【対処法3】相談しても変わらないなら転職に向けて行動する
そして「相談しても変わらないなら転職に向けて行動する」
営業に現場変更を願い出ても、状況の改善されないケースは容易に起こりえます。
理由は以下の通りです。
- SES会社の都合によりクライアントの現場が決定されるから
- イレギュラーな営業の工数(作業量)が増えるから
まず、最初の理由について。
SES会社は自社の利益のためにエンジニアを顧客企業に派遣しているので、多少の無理も承知で契約している場合があります。
主な要因としては、自社の実績作りのためや、単価の高い案件で儲けを得るなど、さまざまな要因が考えられます。
これらの要因でSES企業が動いている場合、営業にお願いしても、なかなか状況を改善してくれません。
なぜなら、簡単な話し契約を変更・解除することは、自社の不利益になるからです。
次に、営業の工数に関して。
エンジニアが変更を申し出た際に発生する作業量は、普段なら発生しないイレギュラーな工数です。
たとえば、問題が発生した場合、面談・契約の取り決め・書類作成などの工数が発生します。
イレギュラーな工数は、営業の負担になるばかりか、会社の負担にもなるので、企業全体として極力避ける傾向にあります。
なので、営業にいくら相談をしても、あまり動いてくれないという結果になってしまうわけですね。
従って、相談しても何も変わらない場合は、タイミングに関係なく辞めてしまうことをおすすめします。
民法第628条では、SESのような「業務委託契約」は有期労働契約となり、やむを得ない事情がある場合は、直ちに契約解除できる旨が記載されています。
大事なのは、あくまでもあなた自身ですから、最終的には会社よりも自分自身を優先するのが最適解であると言えます。
避けるべきはSESの現場が合わないのに我慢すること
ここまで、SESの現場や案件が合わない理由や対処法を解説してきました。
ですが、最も注意しておきたいことがあります。
それは、避けるべきはSESの現場が合わないのに我慢することです。
なぜなら、自分だけでなく職場にとってもデメリットにしかならないから。
合わない仕事を無理に続けていると、当然、心身に多大な負担がかかります。
最悪の場合、心身に不調をきたして、仕事どころではなくなってしまう恐れがあるので、我慢することはおすすめできません。
また、ストレスフルの状態で仕事をすると、業務のパフォーマンスも低下します。
つまり、仕事の質が低下し、ひいてはクライアント側の不利益にもつながりかねないということ。
実際、ある労働者の健康問題を扱った論文によると、ストレスがメンタルヘルスの問題にまで発展した場合、仕事や会社の業績にも影響を与えると警告しています。
従って、職場が合わないことによる自分自身のストレスは、自分の問題だけではなくなってくることは明らかです。
さらに言うと、合わない職場で我慢して続けることは、自分自身のキャリアアップの妨げにもなります。
キャリアアップを目指す場合、自分にとってプラスにならないことを続けても、はっきり言って時間の無駄にしかなりません。
我慢して続ける労力を、次の転職先を探す労力に切り替えたほうが、圧倒的に効率がよく、自分の精神衛生面でも健康を保てます。
なので、できるだけプラスにならない仕事は避けるべき。
そしてなにより、我慢して仕事を続けることは、もうやめにしましょう。
SESの現場が合わないから辞めたい!おすすめの転職先
「SESの現場が合わない!今すぐ辞めたい!でも辞めた後はどうすれば?どこに転職すればいい?」
あなただけではありません。
SESの現場が合わないから辞めたいと希望する人は数多くいます。
では、どうすればSES以外のIT企業に転職できるのか?
ここでは、SESの現場が合わないから辞めたい!おすすめの転職先を3つ目的別に厳選紹介していきます。
【おすすめ1】やりがいを求めるなら「自社開発企業」
仕事にやりがいを求めるなら「自社開発企業」がおすすめです。
なぜなら、自社開発企業であれば、システムの企画段階から関われるから。
つまり、自社開発企業の業務は、いわゆる上流工程の仕事に携われるということ。
実際、自社開発企業というのは、自社が提供する製品・サービスに関するシステムの企画から開発・運用、そして保守までも自社で行います。
なので、自社開発企業であれば、開発の企画段階・要件定義から関われることで、プロダクトに対する思い入れが生まれます。
思い入れが生まれれば、製品に対するやりがいも感じることでしょう。
また、SESのように出向先の仕事が自社に評価されにくいということもなく、自分の働きぶりが間近で見てもらえるのでモチベーションにもつながります。
従って、やりがい重視の開発案件・仕事を求める人は、自社開発企業に転職するのがおすすめです。
そして、自社開発企業に転職したい方は、転職エージェント「マイナビIT AGENT」を利用するのがおすすめです。
国内最大級の転職支援実績を持つマイナビ運営のサービス。
全国の大手上場企業から人気ベンチャーまで幅広い求人の紹介が可能です。
【おすすめ2】幅広いITスキルを身につけるなら「受託開発企業」
幅広いITスキル・知識を身につけるなら「受託開発企業」がおすすめです。
なぜなら、受託開発であれば、案件ごとにプロダクトで使用するシステムの規模や言語が異なるからです。
受託開発企業とは、クライアントからの受注によりシステムやアプリケーションを開発する企業を指します。
基本的に、受託開発はクライアント先に常駐することなく、自社で開発を行うため、SESとは異なります。
受注先とは「請負契約」を結ぶことで、プロダクト(成果物)を納品する義務を負い、納品が完了し案件が終了すると、それに対する報酬が支払われます。
受託開発企業のメリットは、異なる案件でも、自社のメンバーで開発に携われること。
また、受注案件は、ひとつのプロジェクトに複数の企業が関わっているので、他社との人脈を築きやすいことも大きな利点です。
なので、幅広いITスキルを身につけるなら、案件ごとに異なる仕事ができる受注開発企業が最適解です。
そして、受託開発企業に転職したい方は、転職エージェント「レバテックキャリア」を利用するのがおすすめです。
ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1。
IT・Web業界を知り尽くしたアドバイザーが、内定率を上げる企業別の面接対策などで徹底サポートしてくれます。
【おすすめ3】ワークライフバランスを重視するなら「社内SE」
ワークライフバランスを重視するなら「社内SE」がおすすめです。
なぜなら、社内SEはエンジニア職の中でも残業が少ないから。
実際、dodaの平均残業時間ランキングを見てみると、社内SEの平均残業時間は「21.5時間/月」となっています。
全94職種全体の平均残業時間は「22.2時間/月」
比較しても、社内SEの方が全体よりも0.7時間/月少ないことがわかります。
社内SEの残業が少ない理由は何か?
ひとつに、他社相手ではなく自社のシステムの運用・管理を行う仕事のため、納期を気にする必要がないことが挙げられます。
納期に追われる仕事をしなくて良いため、時間に余裕が生まれ、精神的にもストレスが少ないです。
早めに帰宅できるので、自分の時間が持てる点でも、魅力のある仕事と言えます。
なので、ワークライフバランスが保てる仕事を重視するのであれば、社内SEの仕事が向いていると言えます。
そして、社内SEに転職したい方は、転職エージェント「ギークリー」を利用するのがおすすめです。
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【Q&A】SESの現場を変えたいときによくある質問
最後にSESの現場を変えたいときによくある質問をまとめます。
【質問1】SESの現場に入って3ヶ月で退職できる?
「SESの現場に入って3ヶ月で退職できる?」
結論、案件の期間によります。
なので、案件の期間が3ヶ月であれば、退職することは難しくありません。
SES契約の案件の期間は、短くて1~3ヶ月、長くて数年の場合がありますが、実際は3ヶ月であることが多いです。
3ヶ月の期間で仕事を区切りたいのであれば、仕事を紹介してもらう営業担当に事前に申し入れておくこともできます。
融通の利く会社であれば、エンジニアの希望に沿った仕事を紹介してくれるでしょう。
こうした働き方の自由度が比較的高いのは、 SES契約の仕事のメリットです。
ですが、念のため契約する前に、案件の期間はチェックしておくことをおすすめします。
関連記事:客先常駐(SES)を1週間で辞めることは可能?辞める時の5つの注意点と退職手順
【質問2】SESで現場や案件を退場する際の手順を教えて!
「SESで現場や案件を退場する際の手順を教えて!」
退場する際に、しかるべき手順を踏むことは、トラブルにならないためにも非常に大事なことです。
退場の手順は以下の通りです。
- 営業担当に申し入れる
- 営業がクライアントと協議
- 退場日を決定
- 退場日まで勤務
ここで注意すべき点は、申し入れるタイミングです。
直前に申し入れると、営業担当やクライアントに迷惑がかかるので、退場の意思が決まり次第、時間に余裕をもって申し入れましょう。
SESでの開発業務は、多くの場合チーム制で動いているので、ひとりでも欠けたらプロジェクトの進捗にも関わってきます。
なので、時間に余裕があると、代替要員を用意するなど、対策を立てやすくなります。
円滑な業務の遂行のためにも、手順を踏んで退場することをおすすめします。
もし、円滑な退場が期待できないなら「退職代行サービス」を利用するのも最適な手段です。
いまや退職代行サービスの認知度は約6割。
非常に多くの社会人に認知され、利用されている話題のサービスです。
退場のストレスを一切感じることなく、次の環境に移りたい方は、ぜひ活用ください。
【質問3】SES契約を更新せず断るにはどうすればいい?
「SES契約を更新せず断るにはどうすればいい?」
営業に契約を更新しない旨を申し入れると断ることは可能です。
ですが、更新しないということは、裏を返せば職を失うことでもあります。
自社企業に所属しているとはいえ、契約がなければ報酬もありません。
なので、更新する前に、事前に準備をすることも忘れないでおきましょう。
たとえば、事前に準備しておきたいのが以下の通り。
- 退職した原因を探り、自分自身の改善点を見つける
- 条件に合った企業を吟味する
- キャリアの見直しと新たな目標の設定
- 自社企業以外に条件の良い転職先を探す
配属先を変えても、同じことの繰り返しでは、意味がありません。
少しでも改善点を見つけ出し、対策を立てることは、自分自身の成長を促すためにも、決して無駄なことではないでしょう。
更新しないこの時期こそ、自分自身を見つめる絶好の機会なので、じっくりと時間をかけて、より良い人生設計を描いてみることをおすすめいたします。
関連記事:「SESの仕事についていけない」と感じる5つの理由と現状から今すぐ抜け出す対処法
まとめ:SESの現場が合わない理由と案件を変えたいときの対処法
SESの現場が合わない理由と案件を変えたいときの対処法をまとめてきました。
改めて、SESの現場が合わないから変えたいと感じる理由をまとめると、
- 案件ごとに変化する人間関係に疲れたから
- 客先常駐なので疎外感や孤独感を覚えるから
- スキルのミスマッチでついていけないから
- 同じ業務の連続で成長実感がないから
- 正当な評価が受けられないから
SESの現場が合わないから変えたいと感じる理由があるのは事実です。
特に、職場の人間関係でつまづく人の意見が多く見られました。
主な要因としては、SES業務は案件ごとの仕事になるため、環境の変化が激しく人間関係の構築が難しくなってしまうことが大きいと言えます。
働きやすい職場に目に向けることも必要ですが、しっかりサポートしてくれる所属企業を選ぶことも大事です。
なので、SES企業の吟味も忘れずにしっかりとチェックすることが大事だと言えます。
そして、SESの現場が合わないなら転職エージェントを活用して転職することをおすすめします。
すべて実績豊富なIT専門の転職エージェント。
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